【抹茶歴史】抹茶が生まれたのは○○だった!抹茶のルーツと京都の関係

こんにちは、TSUKIMIです。

カジュアル茶道・茶の湯をしています。

先日、下記ツイートをしました。

今回の記事は、抹茶の歴史をクローズアップしました。

この記事を読んで以下、3点が解消されると思います。

・抹茶の歴史を知りたい。
・抹茶のルーツを知りたい。
・抹茶はいつからあるか。

それではご覧下さい!

抹茶の歴史①ルーツはやはり中国 紀元前

抹茶の歴史②流行りかけすぐ衰退 平安時代

抹茶の歴史③ようやく抹茶の原型 鎌倉時代

抹茶の歴史④賭け事としてのお茶 南北朝時代

抹茶の歴史⑤禅と融合、茶の湯誕生 室町時代

抹茶の歴史⑥茶色から鮮やかな緑色へ 江戸時代

抹茶の歴史⑦日本から世界へ発展 現代

抹茶の歴史|まとめ

抹茶の歴史①ルーツはやはり中国 紀元前

やはり、中国でしたね!

漢字や稲作と同じように日本に輸入されるのは必然だったのでしょう。

歴史上でお茶が登場したのは紀元前3世紀から2世紀にかけてだそうです。

伝説上の神様である「神農」とともに登場しているようです。

当初のお茶は薬としての役割が多いようです。

中国は漢方薬が有名ですので、当時も薬の一種として使用されてたのでしょう。

抹茶の歴史②流行りかけすぐ衰退 平安時代

平安時代に天台宗の最澄や真言宗の空海などが中国からお茶を持ち帰り、喫茶法が伝わったそうです。

その頃にはお茶の栽培は始まっていたようです。

お茶は貴重な飲み物ため、特権階級の人しか飲む事はできず衰退してしまったそうです。

ちなみに当時の飲み方は団茶法といって、茶葉の塊を粉状にして飲んでいました。

団茶とは、茶葉を蒸して型にはめ固めたものです。

抹茶の歴史③ようやく抹茶の原型 鎌倉時代

いわゆる現代の抹茶の原型は鎌倉時代に出来たようです。

臨済宗の栄西は、中国からお茶の種子と「抹茶法」を輸入したようです。

抹茶法は茶葉をなんらかの道具で粉状にし、沸騰したお湯を入れて飲む方法です。

その後『喫茶養生記』を発表しました。

『喫茶養生記』には、お茶の種類や効能・抹茶の製法が記されています。

なので、抹茶の始まりは鎌倉時代ですね。

喫茶養生記を詳しく知りたい方は、下に書籍をまとめてみました。

喫茶養生記

抹茶の歴史④賭け事としてのお茶 南北朝時代

当時は闘茶(とうちゃ)と呼ばれ、各地のお茶を飲み比べていました。

どこのお茶かを当てる賭け事として発展していきました。

お茶で賭けとは今では考えにくいです。

抹茶の歴史⑤禅と融合、茶の湯誕生 室町時代

室町時代でようやく抹茶フィーバーを迎えます!

一休宗純(有名なあの一休さん)に禅を学んだ村田珠光は、日本特有の素朴な道具を取り入れ侘び茶を創案しました。

それから、武野紹鴎・千利休と続き、茶の湯とともに抹茶は無くてはならない物になっていくのです。

抹茶の歴史⑥茶色から鮮やかな緑へ 江戸時代

江戸時代は抹茶を確立させた時代です。

当時宇治では、茶の木に藁や葦を覆いかぶせる覆い下栽培が始まりました。

また有機肥料が使用され始め、一気に品質向上を遂げることができました。

今まで露地栽培により栽培されていた抹茶は渋みが強い物でした。

対して覆い下栽培により栽培されていた抹茶は旨みが強くなりました。

これにより現代に近い濃緑色をした抹茶普及していくのです。

また、京都宇治出身の永谷宗円さんが15年もの月日をかけ、「宇治製法」を完成させました。

それにより煎茶は茶色から緑色に変化しました。

さすが日本人という感じです。

今の美しい緑のお茶を飲めるのも永谷宗円さんのおかげなのです。

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抹茶の歴史⑦日本から世界へ発展 現代

現在、抹茶はお菓子・飲み物と幅広く使用されています。

スーパー・コンビニ・カフェ・レストランでも抹茶が無いところほとんどありません。

海外では、栄養効果・美容効果などからスーパーフードとして需要が拡大しています。

一昔前は緑茶同様に、抹茶も英語表記では【Japanese Green Tea】でした。

最近では【MATCHA】で世界中通じるようになってきました。

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抹茶の歴史|京都を中心に栄えてきた。

抹茶の歴史をざっくり説明してきました。

このように京都を中心として栄えてきたのです。

現代抹茶があるのは歴史上の人物を含め日本の方が、コツコツと積み重ねた事により存在しています。

今では世界で認知される食品となりました。

そんな抹茶を美味しく頂ける現代は、幸せだなと思います。

先人に感謝したいです。

おすすめの抹茶をまとめました。

飲みたい方はぜひ!

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